ごあいさつ

 「しらたにせいちゃどう」白谷清茶堂は、島根県吉賀町に神奈川県から移住して3年半来、地域の茶畑再生に情熱を傾けて働いてきた「夢見る茶畑」代表の上原美奈子を堂元とし、この地域で行われてきた農薬も化学肥料も使わない茶の栽培・製作・販売事業と、茶に関する自由な研究活動・情報発信のために地域内外との交流事業を行う、開かれた社中です。

 現在、活動の拠点としての茶堂を調えるべく、吉賀町柿木村白谷の古民家:旧西山邸(現・いわみ 茶の家」)の改築工事に入っています。一朝一夕には成らない壮大な構想ではあります。

 しかし完成の暁には、地域に根ざした茶交場となり、白谷茶畑と直結した茶工場ともなり、柿木村特有の茶民俗から日本の茶道そして世界の茶事情までを体験的に学べる茶道場がうまれます。

 清茶堂の「茶堂(ちゃどう)」とは、辻堂や地蔵堂に相当する西日本に顕著な休憩所で、三面が外に向かって開かれ、村境にあって、余所者・旅人を茶でもてなしてきた大道の公共施設のことです。

 私たちは、白谷地区の新しい茶堂として、茶を通して人と繋がり、茶と茶を生み出した地域文化の素晴らしさを伝える活動をしてゆきます。

 今後ともどうかご注目、ご声援のほどよろしくお願いいたします。

 白谷清茶堂 堂元:上原美奈子

 白谷清茶堂 事務局 :村山和之

(文責:村山和之、5月22日)