茶の芽が背伸びの準備をしている冬でも、冬の茶畑から恵みがいただけます。
寒茶(かんちゃ)と焼き茶。津和野の茶畑に有志が集まり上原が作り方を紹介しました。
愛知の足助(あすけ)、徳島の宍喰(ししくい)で有名な寒茶は番茶に含まれます。ラオスの山岳地帯で焼き茶は飲まれています。
枝についたままの硬い茶葉を鍋で煮ること半時間、変色して外れた葉を揉んで天日と寒風に晒します。
初夏の萌芽に向けて蓄えてきたエネルギーをほんの少しだけ一足先にいただきました。寒茶、甘い!
鍋を下ろしたストーブの炭火の上を、枝先に着いた茶葉を焦がさぬようにあぶってゆきます。
時合をみて沸騰したお湯の中にジュワっと沈めて煮だすのです。飲んでみたら驚くほど甘い、焼き茶!