全国的に大きな雪をもたらした天候でした。「50何年ぶりか」の大雪でした。茶の家は無事でしたが、庭のタイサンボクをはじめ、細く長く伸びていた木々は90度以上雪の重みで曲がったり折れたり。
一方「夢見る茶畑」が位置する白谷茶園では、雪で折れた枝はごくごく少なく、ほぼ万全の防備を見せてくれました。
40センチ以上の雪の毛布を纏った茶畑は、山と樹木、空と雲の着色のおかげで、辛うじて遠近感が保たれていました。さもなくば「ソウジロ(総白)」という、あたり一面雪白色の恐ろしい空間になるところです。
様々な動物の足跡が、地面から雪面へと続いていました。
降雪とがっぷり四つに組んで生きてきた茶樹達の逞しさが見られました。
(文責:村山和之)